中嶋神社の茅の輪(ちのわ)くぐり

 今年、中島町の中嶋神社では茅の輪(ちのわ)を作りましたので、無病息災を祈念し茅の輪をくぐって健康維持促進を図ってください。

 

茅の輪くぐりとはその輪をくぐることにより、正月から六月までの半年間の罪穢(つみけがれ)を払う夏越(なごし)の大祓いです。

 

くぐり方は「水無月(みなづき)の 夏越(なごし)の祓いする人は 千歳(ちとせ)の命 延(のぶ)というなり」という古歌を唱えながら、まず始めに左回り・次に右回り・最後に左回りと八の字を書くように三度くぐり抜け、直進して神社にお参りします。

 

茅の輪の起源は、善行をした『蘇民将来(そみんしょうらい)』という人が『須佐之男命(すさのおのみこと・八坂神社の御祭神)』から「もしも疫病が流行したら茅の輪を腰につけると免れる」と言われ、そのとおりにしたら疫病から免れた、という故事に基づいています。

 

現代では、大きな茅の輪を作り、それを三回くぐって心身ともに清らかになり、後の半年間を新たな気持ちで迎える、という半年に一回の神事として行われています。

茅の輪を設置するのは六月三十日から七月十日間迄です。今年はコロナウイルスが猛威を振るっており、疫病退散のためにも茅の輪をくぐって、一人一人の健康維持と罪穢れの祓いを行ってはいかがでしょうか。